海外移住の際に悩むのが、日本の税金問題。
その中でも「国民年金」を支払うか悩むところですよね。
今回は、私たちが聞いてきた海外移住の際の年金事情をご紹介します!
※全国同じ対応かと思いますが、地域によって異なる場合もありますので、確認するのが一番ベストだと思います。
目次
支払い義務はどうなるのか?
以前、海外移住の際の準備の手続き編でもご紹介しましたが、
https://kurovel-world.com/2019/01/30/post-507/
義務かどうかは、「住民票を抜く=抹消」するかどうかで変わります。
住民票を抜いた時点で、住民税・国民健康保険・国民年金は義務ではなくなります。
逆に言えば「国民健康保険は無いと不安!」という場合には、住民票はそのままにしておくのがベストですね。
国民年金を支払いたい場合はどうするのか?
住民票を抜いた時点で義務ではなくなるので、
払い続けたい場合には「任意」で加入することなります。
なので、「私は国民年金を払い続けたいです!」と役所などに意思表明する必要があります。
支払い方法は?
海外にいるので気になるのが支払い方法ですよね。
口座振替・クレジットカード・支払い通知書(代理人送付)での支払いが可能です。
また6ケ月納付・1年納付もあって、1ヶ月ごとに支払うよりも割引が適用されます。
有休消化中に海外に行く人は注意が必要です
危うく私たち夫婦もはまりそうだった(笑)のですが、
前職の有休消化中に海外に行く人は気をつけてください。
なぜなら、まだ会社に所属していることになるので「厚生年金」に加入しているからです。
例えば、下記のような例になります。
2/15 最終出勤日 | 厚生年金 |
3/15 有給消化終了・退職日 | 厚生年金 →脱退 |
3/16 | 国民年金加入可能 |
上記の例でみると、3/4に役所に行っても国民年金に加入する手続きはできません。
また退職後に送られてくる、「離職票」なども必要になります。
通常、日本にいる際も退職して国民年金に切り替えする際も同じ手続きになりますが、
日本にいない分、日付には注意が必要です。
加入可能期間に日本にいない!どうすれば?
あくまでも任意なので、「いつでも」加入が可能です。
もし気になければ、次回日本に帰る機会があればその際に手続きしても、問題ないそうです。
3月に退職して、8月に加入することも可能です。
またすぐに加入したい場合は、「代理人」をたてて加入することも可能です。
親や兄弟に頼み、委任状を書いておいて、必要書類がわかるようにしておけば加入することが可能です。
払わないで、遡って払うことは出来るのか?
現地での生活が分からないのに、支払いできるのか…不安な点だと思います。
今は払わないで、後から払っていない期間の国民年金を、遡って払えるか聞いてみました。
結果、
「できない」
だそうです^^;
もともと住民票を抜いた時点で義務ではないからだとか。
裏技的に任意で加入する意志だけを示して、支払い通知書が来ても支払いをしない…
ということも出来ちゃいますが、近年年金の支払いについては国が強化して対応しているので、最悪日本の預貯金を差し押さえなどのこともあるので、オススメは出来ませんね。
現在は10年間年金の支払いをしていれば、受給資格は満たされます。
海外にいる間「カラ期間」と言い、受給資格期間には含まれて計算されますが、
受取額は支払いをしていないので、もちろん変わります。
国民年金に任意加入しない場合の不都合点は?
では海外にいる間に、全く年金を支払わないときの不都合点はあるのでしょうか?
・将来の年金額が少なくなる
・障害手当が受け取れなくなる
個人的には上の2つがメインかなと思います。
海外移住期間は「カラ期間」になると記載しましたが、
カラ期間はあくまで期間にカウントされるだけで「加入」ではありません。
よって海外で何かしらの障害状態になって日本に戻ってきても、障害年金は受給できません。
海外移住者はどうしているのか?
ではすでに海外移住している人たちはどうしているのでしょうか?
ツイッターでアンケートしてみました。
質問!海外に行く人は年金任意加入してますか?すごーく悩んでます。
— KUROKO@マレーシア移住準備中 (@KUROVEL1) February 25, 2019
払っていない人が87%でした。
やはり払っていない人の方が多いんですね。
海外に行くからには自己責任ですので、
年金に頼らず自分で生きていく生活力・資金力が必要だなとつくづく思いました。
私たち夫婦は結果どうするか?
色々考えた結果、旦那だけ支払いをすることにしました。
受給資格まであともう少しのもありますし、私は生活してみてから考えることにします。
後から加入も出来るとのことなので、状況に応じて加入すればいいかなと思いました。
まとめ
話を聞きに行ったり調べたりして、本当に日本の税金関係はややこしい!と思いました。
もっとシンプルに分かりやすくして欲しい!と思いつつ、
色々知らなかったこともあったので、勉強にはなりました。
最終的には、お金も含めて海外で生き抜いてく力があれば、
考えなくてもいい事なのか?と思いました。
まだまだ年金は将来のことですが、海外で生活しながら再度考えたいと思います。
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