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こんにちは、くろこ(KUROKO)です!
実際に住みたい部屋が見つかったら、次は契約に進みます。
海外で生活する上で一番大事な住まいですが、マレーシアのコンドミニアムの契約は少し日本とは違う点もあります。
また基本英語での対応となりますので、トラブルが少ないようしたいところです。
- マレーシアのコンドミニアムの契約方法が知りたい方
- 初期費用がどれぐらいかかるのか知りたい方
- 海外の賃貸契約事情が知りたい方
マレーシアのコンドミニアムの探し方・決め方については、以下を参考にしてください。

部屋を確保するための手付金を払う
オーナー・エージェントにもよりますが、手付金として契約前に家賃1ヶ月分を支払うことが一般的です。
日本でも同じようなことがありますが、住みたい部屋に別の希望者がいた場合に、部屋を取られないようにするためです。
部屋を決めたとしても手付金の支払いが遅れた場合には、先に支払った人が住む権利を得てしまうので、住みたい部屋が見つかったらすぐに支払います。
ただし手付金は、部屋を契約しなくても返金はされません。
手付金は振込で支払いをすることが一般的ですが、渡航してきたばかりだと銀行口座を持っていないので、自分の銀行から振込することができません。
現金で支払ができないか交渉するか、Cash Depositで振込をします。
銀行口座を所有していなくても、ATMでCash Depositの項目を選択すると現金で振込することが可能です。
ただし、振込先の銀行のATMを使用する必要があります。
振込先がMaybankの場合は、MaybankのATMを利用しないとCash Depositは利用できません。
またマレーシアの銀行では、日本のATMのようにレシート(receipt)が自動でプリントされることはなく、レシートが必要な場合には必ずATMでレシートを発行するボタンを押す必要があります。

ATMで振込をした場合には、このレシートが振込が完了したことを示す大事なものとなります。
このレシートを写メして、オーナーやエージェントに送ることで手付金の振込が完了したことになりますので忘れないようにプリントしましょう。
手付金は最初の1ヶ月の家賃と相殺してくれるのが一般的ですが、念の為エージェントにも確認をしてWhat’s Appなどで履歴を残しておくと良いです。
家が決まったら仮申込書を記入する
デポジットの支払いが完了したら、本契約です。
エージェントによりますが、仮申込書のようなものに記入サインします。

必要な大部分はエージェントが記入してくれるかと思いますが、以下のようなことを記入します。
- コンドミニアム名、住所、契約物件の種類(Service Apartment等)
- 契約者名、契約者名のパスポートNO
- 家賃
- 入居希望日、契約期間
- 初期費用
- 特記事項
- 契約者とオーナーのサイン
こちらはあくまでも「仮申込書」ですが、これから「本契約」を結ぶにあたっての大事な書類になりますのでしっかりとし確認します。
コンドミニアム名・住所・契約物件の種類(Service Apartment等)
間違えることは少ないかと思いますが、複数物件見ていたりして希望の部屋番号と一致しているか確認します。
契約者名・パスポートNO
いわゆる個人番号(日本でいうマイナンバー)が外国人にはありませんので、契約書等を記入する際にはパスポートNOを記入するのが一般的です。
家賃
もし家賃交渉などをしていた場合、変更になっているか確認しましょう。
ここで書かれた家賃がそのまま本契約でも反映されます。
入居希望・契約期間
入居希望日を確認します。
マレーシアでは前の住居者が住んでいる状態でも内覧を行うことがあるのですが、当然前の住居者が退去してからの入居になるため、希望日に入居できない場合もあります。
契約期間は「1年」が通常です。
また1年未満で退去になった場合は、保証金の返金がされないことが一般的です。
初期費用
一例ですが、マレーシアでコンドミニアムを契約する際には下記の初期費用が発生します。
- 初月家賃、仮押さえのデポジット 家賃1ヶ月分
- 保証金 家賃2ヶ月分
- 水道光熱費のデポジット 家賃半月〜1ヶ月分
- エージェントの手数料 家賃の10%〜30%
物件やオーナーにより異なりますが、家賃の4〜5ヵ月分が必要になります。
現地採用として日本から渡航したばかりだと、給料は支給されていない状態での契約になるかと思いますので、渡航する際に初期費用分のお金を忘れないようにする必要があります。
保証金は日本の敷金と同じようなものですのが、契約期間満了で退去申告をした際に返却されるか、家賃と相殺されます。
そのため、退去する直近の2ヶ月間は家賃を振り込まない方がいい場合がありますので、退去前はエージェントやオーナーに確認する必要があります。
特記事項
例えばリクエストした家具・家電がある場合などは、こちらの仮申込書に記入してもらった方が安心です。
話しただけだと、聞いていないと言われるケースもありますので書いて欲しいことがあれば書いてもらっておきましょう。
契約者とオーナーのサイン
オーナーと自分のサインを記入します。
オーナーにサインをしてもらい控えを1枚貰います。
保証金などが書いてある大事な用紙になりますので、退去まで大事に保管しておくようにしましょう。
パスポートのコピー・ビザを提出
パスポート・ビザの写真を提出するよう求められます。
渡航したばかりだと、パスポートに貼られる正式なビザはまだの場合もありますので、1次ビザを提出したり、申請中であることを説明しましょう。
オーナーによっては正式なビザが発行された状態でないと、契約できない場合もありますが、説明すれば契約できることが多いので、英語で頑張って説明しましょう!
https://kurovel-world.com/post-857/
最終契約・引き渡し
部屋のクリーニングやリクエストしていた家具・家電何度の準備が完了したら、いよいよ引き渡しです。
基本エージェントとやり取りすることになりますが、オーナーも同席する場合もあります。
引き渡しの際に正式な契約書をもらうことになりますので、契約書を一緒に確認しながら部屋の最終確認などを行います。
部屋の確認
契約書に部屋の備品などが記載されていますので、お互い確認しながら家の設備を確認します。

入居前に故障箇所・不足等がある場合には、その場で指摘して双方の契約書にメモしておきます。
また写メなどもしておいて、エージェントと共有しておくと退去時に役に立つ時もあります。
契約書の確認
部屋の確認が終わったら、本契約書の確認です。

冊子になっている契約書に双方でサインして、申し込みが完了になります。
こちらには契約の細かい内容が記載されており、英語で記載されています。
内容を確認するのが大変かもしれませんが、トラブルにならないように気になった点はこの時に指摘しておくと良いかと思います。

室内の設備が故障した際に自分もしくはオーナーのどちらが対応するかも記載されている場合があります。
例えばエアコンは半年ごとに掃除、電球は自分で交換、などが記載されています。

毎月払う家賃の振込先も契約書に書いてありますので、確認しておきます。
また毎月の支払期限がいつまでなども、合わせて確認しておくといいかと思います。
初期費用の残高支払い、鍵の引き渡し
一通りの確認が終わったが、初期費用の残高の支払いです。
私たちの場合はその場で現金で支払いましたが、振込でも対応可能です。

現金の場合には必ず「領収書」を貰うようにしましょう。
支払いが終わったら鍵の引き渡しです。
通常コンドミニアムの場合、「家に入る鍵」と「セキュリティーカードキー」があるのが一般的です。
セキュリティーカードも駐車場がある場合には、「駐車場専用カードキー」がある場合もありますので、確認しておきます。
またカードキーなどが追加で欲しい場合などは、リクエストすることも可能です。
また家の鍵類とは他に、家の中の各部屋の鍵・ポストの鍵も合わせてもらうことも多いので、どこの部屋の鍵かもその場で確認しておきます。
その他:確認しておくといいこと
水道光熱費の最終メーター数値
日本だと自分の名前で契約すると思いますが、マレーシアの場合水道光熱費はオーナー名義で契約されています。
契約名は変更せずに、支払いだけ自分達がするといったスタイルです。
そのため自分達が契約する前の残高が残っていると、自分が払うことになってしまうこともありますので、引き渡し日のメーターの数値やいつから自分達が支払いをするかを確認しておく必要があります。
電気代はTNBなどの電力会社を通じて請求が行われることが一般的ですが、水道・ガス代などはコンドミニアムに支払う必要があるなど、コンドミニアムによって支払い方が異なりますので、支払先の確認をしておくと良いと思います。
以下で一部水道光熱費の支払い方法を記載していますので、併せて参考にしてください。
ポスト・ゴミスペースの場所の確認
ポストはエントランスに近いところにあることが一般的ですが、コンドミニアムによっては場所が分かりにくこともありますので、確認しておきます。
またポストの鍵、番号なども併せて確認しておきます。
ゴミ出しのスペースは各フロアにあるのが一般的で、迷うことは少ないかもしれないですがわからない場合には確認しておきます。
マネージメントオフィスの場所
コンドミニアムにはマネージメントオフィスという日本だと管理人室のようなオフィスがあります。
コンドミニアムの全般の管理をしているオフィスになり、水道代の支払いや部屋に何かあった時など確認するところになりますので、確認しておきましょう。
まとめ
全てがスムーズに進めば、最短1週間ほどで住み初めることも可能ですが時間がかかる場合もあります。
全て英語で対応する必要はありますし、日本の賃貸契約と異なる部分もありますので、戸惑うこともあると思います。
英語が苦手な方は、What’sAppなどでテキストで不明点は質問すれば意外となんとかなりますので、快適な海外生活を送るためにも気に入った部屋を選びましょう!
最後にポイントをまとめました。
- 契約書類は英語でもしっかり確認する
- 違うこと、リクエスト等はしっかり言う
- もめないためにも契約書・写真等の証拠は残しておく
- レシート・領収書は必ずもらう
以上最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!