【マレーシア現地採用】マレーシア就職で気になる現地採用の医療保険事情
こんにちは、くろこ(KUROKO)です!
海外生活を始めるにあたり気になるのが医療事情だと思います。
海外は一般的に医療費が高額になりやすいと言われていますが、マレーシアも場合によっては例外ではありません。
気になる方は、面接や採用の際に医療保険の内容も確認しておかないと、万が一の際に高額な請求が発生して日本へ帰国しなくてはいけないケースも出てきますのでしっかりと確認しておきたいところです。
- マレーシアの現地採用に興味がある方
- マレーシアの医療保険に興味がある方
- マレーシア移住を検討中の方
マレーシアの医療費負担は10割
日本であれば国民健康保険の加入が住民票を入れている限り必須なため、3割負担で病院を受診できますが、マレーシアの場合は自ら民間の保険に入らない限りは基本10割負担です。
そのため通院する必要がある方は、医療費だけで生活を圧迫する可能性が高いです。
住民票を抜かないで国民健康保険に加入し続ければ、海外での医療費も負担される可能性もありますが、現地ではまず自分で支払いを行う必要も発生するので確認が必要です。
また日本で加入している生命保険や入院保険が、海外でも保険対象になる場合もあります。
その場合は、解約しないで継続しておいた方がいい場合もあるので、加入している場合には保険会社へ確認してみるのもいいかと思います。
会社よって民間保険に加入可能
では自分でマレーシアの民間の保険会社に加入した方がいいのか、というお話になりますが、会社によっては社員を民間の保険に加入してくれるところもあります。
BPO(コールセンター)などは日本人を多く雇う兼ね合いもあり、民間の保険に会社負担で加入してくれているケースが多く見られます。
代表的なマレーシアの民間の保険会社で言うと、PM CareやAIAなどがあります。
保険の内容は会社が加入している保険会社やプランによって違うため、保険内容が気になる方は会社へ確認してみてください。
民間保険は医療費の上限がある
加入してくれているだけ有難いことではあるのですが、年間の医療負担額に上限があるのが一般的です。
そのため、上限を超えた医療費に関しては自己負担になります。
一回病院に受診するごとに5-10RMを負担する必要がありますが、全額負担することに比べたら助かります。
ですが保険の種類によって対応できる診察の範囲も異なっており、例えばレントゲン検査や点滴などは対象外の医療項目がある保険も多々あります。
本当に辛い時はしっかりと症状を伝えたり、語学に自信のない方は日本人通訳がいるクリニックへ受診するなどこちらからアピールする必要があります。
入院は別枠になっていることが多々ある
入院する必要がある場合には、通常の受診と別枠で上限が設定されていることがあります。
例えば以下のような例です。
通常受診の上限 → 年間1,000RMまで
入院の上限 →年間20,000RMまで
通常受診については、基本クリニックでの受診になるため大学病院での入院を必要としない受診・医療費発生は対象外になっている場合があります。
ここで大学病院を受診する流れを説明しますと、大学病院(入院施設がある病院)には、必ず招待状が必要となるため、最初の段階で受診が基本できません。
そのためまずは、クリニックに受診(日本での例:町の小さな病院)をして、大学病院で受診・入院が必要なケースの場合には招待状を書いてもらう必要があります。
大学病院の受診料が負担外の場合には、入院をしない限りは保険でカバーされないことがあるため、入院を1日のみでもして保険を適用させるなどの交渉や対策が必要になります。
手術は高額で保険でカバーされないことが多々ある
入院をすれば手術費用も上限内であれば保険でカバーすることが可能ですが、手術費用はかなりの高額になるケースがあるため、上限を超えてしまうことが予測されます。
手術内容によっては、保険の上限内に納めてもらう交渉をした友人もいますが、病気次第でもあるため必ずしも交渉ができるとも限りません。
また健康や命が一番大事ですので、万が一高額になることが予想されたり、保険でのカバーが難しく負担増が予想される場合には、日本へ帰国することも視野に入れた方がいいかもしれません。
歯科治療
歯科治療は基本保険でカバーされないものが多いです。
クリーニング程度の年間200-300RM以内であれば保険でカバーされる場合もありますが、基本的な歯科治療(虫歯治療・抜歯)などは完全自己負担になります。
そのため1,000RMを超える出費になるケースもあるので、マレーシアでも歯の健康を意識しておくと節約にもつながります。
まとめ
病気にならないのが一番いいことではありますが、何が起きるかは分かりません。
現地採用のマレーシアに就職する際には、保険のこともしっかり確認して、万が一加入がない場合には自分で民間の保険に加入するなどの対策を行なっておいた方がいいかもしれません。
大病の場合には100万円単位のお金が必要になるケースもあるので、健康であることが節約にも繋がるかと思います。
体の健康には気を使いつつ、楽しい海外生活をしていきましょう!
以上最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!