マレーシアの賃貸・コンドミニアム事情|マレーシア移住
こんにちは、くろこ( KUROKO)です!
マレーシア移住やこれからマレーシアで駐在・現地採用として生活する方で気になるのが、マレーシアの賃貸・コンドミニアム事情です。
テレビやYoutubeなどで豪華なコンドミニアムが取り上げれ、住居費が安いことで有名かと思います。
こちらの記事では賃貸の相場や家探しについてまとめました。
マレーシアの日本人の多くが住んでいる「コンドミニアム」ですが、日本のマンションとほぼ同じと考えていいと思います。
マレーシアのコンドミニアムは日本のマンションと違って、以下のようなメリットがあります。
家賃によってはコンシェルジュがいたりなどの違いはありますが、概ね状況のようなメリットがマレーシアのコンドミニアムには備わっています。
日本で言うところのタワマンに近い設備が揃っているところも多いため、家賃とのバランスを考えると日本人がメリットと思う部分が多いのではないのでしょうか。
一方でデメリットもあります。
マレーシアの建物は全体的に欠陥がある場合が多いです。
キッチンのレンジフードも飾りとして設置しているような場合もあり、実際にちゃんと吸い込みされていない部屋に住んだこともありました。
日本の家はしっかりと作られていることが多いので、私たち日本人にとっては戸惑うかもしれません。
また日本では同じマンションの場合に部屋の作りは基本同じですが、マレーシアの場合はスケルトン売りが一般的です。
スケルトンとはコンクリートの骨組みの状態で販売し、内装(フロア、壁紙、キッチンなどの設備など)をオーナー自らがお金をかけて仕上げます。
そのためオーナーによって同じコンドミニアムでも内装が異なるため、内覧する際には同じコンドミニアム内でも複数の部屋を見ることをオススメします。
ここ最近では日本と同様に、部屋の内装や家具などをある程度は一定に仕上げるコンドミニアムも増えてきました!
補足としてリンクハウスなどの一軒家を借りることも可能です。
近年マレーシアの家賃は上昇傾向にあり、特にクアラルンプール近郊は、コロナ前と比べると値上げを実施する大家さんも増えてきました。
設備の有無、築年数などによって値段は様々ですが以下が個人的に調べた家賃の相場です。
部屋の広さ | クアラルンプール中心地 | クアラルンプール郊外 |
---|---|---|
Studio・1bedroom | 2,000RM~ | 1,600RM~ |
2bedroom | 3,000RM~ | 2,000RM~ |
3bedroom以上 | 4,000RM~ | 3,000RM~ |
クアラルンプール中心地と郊外では、家賃にも差が出てきます。
モールや駅が併設されていたり、日本人に人気のエリアであるモントキアラなどでは、上記の相場よりも高い場合が多いです。
郊外地は電車や車で30〜1時間ほどの距離になりますが、家賃を抑えたい方は郊外に住むのも一つの手段です。
特に現地採用の場合には、公共交通機関や徒歩移動などで会社に通勤することも多いと思いますが、車移動しかできないエリアに住んでしまうと交通費がかさむ恐れもあります。
個人的には会社の近くで家を探すのがオススメです。
なぜならマレーシアでの移動は日本のように時間が読めないことも多いため、遅刻するなどのリスクヘッジが測れるからです。
物件探しには大きく2つの方法があります。
- ネットで探す
- 友人・知人にエージェントを紹介してもらう
マレーシアで家を借りる際にはエージェントを通すのが一般的です。
そのためネットで物件を探すにも基本はエージェントにコンタクトをとります。
ネットで探す場合
代表的な物件検索サイトである、iPropertyがオススメです。
こちらのサイトでは、住所・駅・直接コンドミニアムなどで検索することが可能です。
サイト内で家賃や部屋の写真の内装を確認することができます。
気になる求人があった場合には、エージェントに直接What’s Appなどで連絡をして内覧の日を調整します。
エージェントを紹介してもらう場合
自分が住みたいエリア、コンドミニアムがある程度決まっているのであれば、実際に住んでいる人の情報が一番役に立ちます。
エージェントにも当たり外れがあるので、すでにエージェントを知っている人からの紹介であればトラブルを回避できる可能性もあります。
自分の条件に当てはまる部屋を見つけたら、内覧の予約をします。
現地集合か、近くまで車で迎えに来てくれるエージェントの方もいます。
また同じ日に複数の物件・部屋を見たい場合には、予めエージェントへ伝えておくと予定を組んでくれるはずです。
内覧で確認するポイント
日本よりも安い家賃であるにも関わらず、広い部屋や充実した設備などを見るとテンションが上がり部屋をよく確認しないで契約してしまうこともあります。
前述した通りマレーシアの部屋には欠陥や不具合がある場合も多いため、内覧時によく確認することをオススメします。
個別に重要視したい点はあるかと思いますが、最低限チェックしたいポイントを記載しました。
- セキュリティ面
- 水回りの確認、シャワーの水圧
- 家電、家具の確認
- 駐車場の有無・アクセス
- 部屋の位置
セキュリティ面
コンドミニアムには24時間ガードマンが常駐しており、建物に乗るときやエレベーターに乗る際にセキュリティカードがあるコンドミニアムがほとんどです。
ですがよく観察すると、車が通る入り口はセキュリティがあるがコンドミニアムの目の前にはセキュリティがなくて、誰でも入れてしまう場合があったりするのでよく確認しましょう。
女性の1人暮らしの場合には、比較的安全と言われているマレーシアでも日本よりも安全ではないので、セキュリティがしっかりしているかは確認すると良いです。
水回りの確認、シャワーの水圧
マレーシアは水回り関連の施工が適当だったり、シャワーの水圧がかなり弱い場合もあったりもします。
内覧時に許可を取った上でシャワーから水を実際に出して、水圧に問題がないか確認することをオススメします。
家具・家電を確認
部屋ごとに置いてある家具・家電が異なるケースが一般的です。
家具によって部屋の雰囲気も異なりますし、家電も部屋によって置いてあるものが違う場合もあります。
もし足りない家具・家電がある場合には、オーナーにリクエストをすることも可能なため、何が設置されているか確認しておきます。
またソファやベットなど、部屋の空室期間が長いとカビなどで汚れがひどい場合もあります。
家電系は電源が問題なく入るかも確認しておき、万が一故障している場合には入居前までに修理もしくは新しいものを購入できるかも確認しておきます。
駐車場の有無・アクセス
車社会のマレーシアですので、車を購入しようと思っている人も多いと思います。
ほとんどのコンドミニアムに駐車場は併設されていますが、部屋によって駐車場がない部屋もありますので、確認が必要です。
また駐車場までのアクセスがしやすいかも確認しておくといいです。
部屋の位置
部屋の階数や方角などは個人によって好みがあるかと思いますが、個人的に気にかけるべきポイントは、ゴミ捨て場からの位置です。
マレーシアのコンドミニアムでは、ゴミを24時間捨てることが可能でゴミ捨て場も各階に設置されているのが基本です。
ゴミは定期的に回収されますが、マレーシアは年中常夏の国のため虫が湧きやすい環境下にあります。
そのためゴミ捨て場に近い部屋を選んでしまうと、虫が侵入してきやすいため離れた部屋を借りるのが個人的におすすめです。
とは言っても虫の発生は日本より多いのは事実です。
ゴミ捨て場から離れた部屋であっても虫が嫌いな人は、対策をするのがおすすめです!
最後にポイントとなるのは、オーナーとエージェントの人柄だと思います。
オーナーがどういう人か分かればベスト
マレーシアの場合、部屋に対しての決定権はオーナーです。
対応がよくないオーナーにあたってしまうと、修理してくれなかったり、家のメンテナンスもしっかりとされていない場合も少なくなりません。
ただ内覧時にオーナーが必ずしも来るとは限らないので、エージェントにそれとなく聞いてみるといいと思います。
エージェントとの関係性が大事
エージェントにも当たり外れがあります。
部屋にトラブルがあった場合に仲介してくれたりするのもエージェントのため、エージェントとの関係性が大事になってきます。
運もあるため判断が難しいところではありますが、レスポンスや対応が遅かったりした場合には少し考えた方がいいかもしれません。
注意点などを書きましたが、それでもマレーシアの住環境は日本と比べると快適だと感じます。
日本と同じ家賃で比較すると、マレーシアであれば2倍以上の広さの部屋に住むことが可能です。
住環境は生活する上でとても大事なポイントの1つなので、快適で理想とするお部屋を見つけてください!
ただしトラブルが多いですが、日本とは違うということを心に留めながら対応すると多少が気持ちが和らぎます!(笑)
住みたい部屋が見つかったり、いよいよ契約です!
契約については以下記事にまとめてありますので、参考にしてください。
以上最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!