【現地採用】マレーシアで病欠するときの「MC」とは?
スラマッパギ!クロコです。
マレーシアで働き始めると日本とは聞きなれない言葉があります。
それは「MC」
日本ではない制度なので、初めは戸惑いました!
MCとは
これはMedical Certificate (診断書)の略です。
病気休暇はSick Leaveと言いますが、MCという方が一般的です。
マレーシアのほとんどの会社で、「病欠」で休む場合には必ず病院に行き、診断書をもらう必要があります。マレーシアの法律として認められている制度になります。
日本だと病欠の場合だと、「有給休暇」になる場合が一般的ですが、マレーシアの場合は有休休暇ではなく「MC」を使うことになりますがちゃんと給料は発生します。
1年間に何日取得できるか
1/1~12/31までに2年以下の勤務の場合は最低14日、2~5年の場合は最低18日、5年以上の場合は最低22日となっています。
1年間でリセットされるので、翌年に前年度の残高が繰越されることはありません。
MCを取得する方法
基本的に診断書をもらう必要があるので、病院に行く必要があります。
体調が悪い時に外出しなくてはいけないのも大変ですが、診断書を貰わないとMCにはならなく「無休」になってしまうので、頑張って行く必要があります。
また会社によっては、日本で言う保険書みたいなものを発行しているところもあるので、提携している病院に行けば、5RM〜10RMぐらいで受診+薬代ですむことができます。
そして必ず医師に「MC」が欲しいことを伝えましょう。
診断書には何日休養が必要なのか、どんな症状なのかを書いてくれます。
そして必ず会社の上司や人事の人に原本を提出しましょう。
休みすぎて警告書を貰わないように!
マレーシアで企業では、労働者が企業が必要な能力がないと判断した場合には判断した場合契約を終了(=解雇)することができますが、事前に相手に会社の意向を提示する必要があります。
その中の一つが警告書の発行(Warning Letter)です。
もちろんMCはマレーシアで定められた制度なので、取得すること自体は問題ありません。
ですが、やはりマレーシアは外国。日本より「結果主義」の部分が多いので、会社が求められている成果を出せていないにも関わらずMCが多いと、会社からの評価がよくないことにもなりかません。
また診断書を貰えば休めてしまうので、ズル休みに使う人も多くは内容です。MCだけをお金で買えることもあるようで逮捕者も出ているようです。
体調管理も仕事としては必要なことのうちの1つではあるので、MCの取りすぎて警告書が発行されないようにしたいですね。
もちろん本当に体調が悪くない時などもありますし、海外だと入院になると医療費が高額になってしまうので我慢しすぎはよくありませんので、しっかり自分の体と向き合うようにしたいですね!
まとめ
日本とは違った制度なので、初めは戸惑うことも多いと思いますし、法制度は特には英語が難しいのでなかなか調べると大変!となることも多くあります。
ですが知らないと損になることも多いので、マレーシアで快適に生活するためにはしっかりと情報は調べておきましょう。