海外移住前の日本で行うべき手続き・渡航準備
こんにちは、くろこ( KUROKO)です!
海外移住の前に日本での手続きや準備は沢山あります。
一度日本を出国すると、再度日本に戻るのは仕事の兼ね合いなど簡単ではないため、なるべく漏れがない様に手続きをする必要があります。
私は2019年にマレーシアへ渡航してきましたが、今思うとこれもやっておけば良かったと思うとがたくさんありました。
こちらの記事でこれから海外移住される方の準備の参考になればと思います!
- 海外就職で日本を出国する方
- 海外移住で日本と海外2拠点で生活する予定の方
- 海外移住の際に必要な手続きが知りたい方
各国ビザ申請にはパスポートの提出が必要なため、残存有効期間がビザ申請条件に沿っている必要があります。
マレーシアの場合は残存有効期間が18ヶ月必要になります。
パスポートの有効期限が足りない場合やパスポートを所有していない場合には、早めの申請がオススメです。
また戸籍の情報などと相違がある場合には、パスポートの更新も必要になります。
確認するべき点
- 有効期限
- 戸籍と同一の内容であるか
- パスポートの空白ページが十分にあるか
通常パスポートの更新は1年未満からですが、特別な理由がある場合には更新が可能です。
結婚時などは苗字や本籍が変更なっているケースも多いと思いますので、更新を忘れずに行います。
ビザの取得方法は、移住国によって手続き方法が異なります。
どこの国でも最低3ヶ月程度はビザの手続きに時間がかかる場合が多いので、余裕を持って準備する必要があります。
マレーシアの就労ビザ・学生ビザの取得方法については以下記事にそれぞれまとめてありますので、合わせて参考にしてください。
クレジットカードは日本居住者で審査の兼ね合いから日本就労中でないと発行できないことが殆どです。
海外でのクレジットカード発行は難易度が高い場合もあるもため、クレジットカードを所有していない場合もしくは余分に発行しておくのがオススメです。
年会費無料なら費用の心配はいらないですし、マイルなどを貯めたい場合にはそれに付随するカードを発行しましょう。
カードを選ぶ際にはキャッシングができるようにしておくと、緊急でお金を引き出したいときには便利です。
現地採用などで働く際には現地で給料がもらえますので、大金は必要ないかもしれませんが、給料が入るまでの生活費が必要です。
また家を契約する際などにもある程度まとまった金額が必要になります。
外貨への両替は現地でする方がレートは良いですが、現地に着いたばかりでも多少必要になる場合もあるので、事前に日本で両替・持参しておくのもオススメです。
日本で両替する際にオススメのサービス
またWiseの口座開設とカードの発行もしておくのもオススメです。
Wiseのカードはプリペイドカードのように使用することが可能ですので、現地でのカード決済はもちろんのこと、現地外貨の引き出しも可能です。
国民健康保険が使用できる間に健康診断や歯科検診を受診しておきます。
一般的に海外では医療は高額になります。
歯医者も同様なため、保険があるうちに診察を受けておいた方がいいです。
もし治療が必要な場合に備えて、病院には早めに行っておくことがオススメです。
運転免許書の更新期間が渡航前後の場合には、更新するのが無難です。
更新期間中に海外滞在中などの「やむを得ない理由」がある場合、前倒しで更新が可能です。
海外在住中に免許が失効した場合には、約3年以内であれば検査と講習だけで免許書を交付することができます。
詳しくは →海外滞在中で日本の免許をお持ちの方(警察庁HP)
現在自動ゲートになっているため、申し出をしない場合にはパスポートにスタンプが押されません。
入出国の際には必ずパスポートにスタンプを押してもらうのを、忘れないようにご注意ください!
ジュネーブ条約を結んでいる国であれば、国際運転免許書を取得すれば現地で免許の書き換えをせずに車の運転が可能です。
日本の免許証を保有していれ現地の免許証へ書面だけで書き換えすることが可能な場合もありますが、手続きに時間がかかる場合もあるので国際運転免許証を取得しておくと便利です。
海外に1年以上滞在する場合は、海外転出届を住民票の役場に提出します。
海外転出届は渡航日の2週間前ほどから提出が可能ですので、役場に確認します。
海外転出届を提出=非居住者と思いがちですが、非居住者の定義は違います。
居住者:日本国内にあり「住所」があり現時点までに1年以上日本に居住している
非居住者:上記以外の個人の方
そのため海外転出届を提出=非居住者とはなりません。
日本でのリモートワークなどをする場合には税金の取り扱いが、居住者か非居住者で変わりますので、注意が必要です。
海外転出届を提出すると、以下の様なことが変わります。
- 住民票の発行ができない(戸籍謄本は発行可能)
- 国民健康保険の加入ができない
- 国民年金の加入は必須ではなくなる
- マイナンバーカードは返納・発行ができない
- 住民税の支払は不要(前年度に収入がある場合は翌年はあり)
海外転出届を提出すると、住民票やマイナンバーカードの発行ができなくなります。
そのため免許証などの公的身分証明書がない場合は、身分証明書が必要な手続きに問題が発生する場合があります。
身分証明書が必要な手続きがある場合には、海外転出届を提出する前に完了しておきましょう!
住民税の支払いについては、前年度の収入があり翌年1月1日に住民票が登録されている場合には、前年度分の住民税は支払う必要があります。
住民税の納付書は通常住民票の住所に送付されますが、海外転出届を出すと住民票がなくなるため実家の住所などに送付してもらうよう役場で手続きが必要です。(住民税の代理納付)
国民年金については海外転出届を提出後は、支払義務はなくなります。
ですが任意支払や支払保留などの手続きをすることは可能なため、海外移住後も引き続き年金の支払いを継続したい場合には役場にて手続きが必要です。
海外転出届を提出しても、免許・パスポートの更新などは可能です!
海外転出届を提出する場合は日本の住所がなくなりますので、実家などの住所に各種登録の住所を変更しておく必要があります。
免許証なども事前に住所を変更しておくほうが、手続きなどがスムーズに進む場合が多いです。
また出国前までに各種住所変更が間に合わない場合もあるため、郵便物が届くように郵便転送届を提出しておくのがオススメです。
ネット上で手続きは完了します。→郵便局・ネットでの転送届け
銀行、クレジットカードの解約もしくは住所変更の手続きが必要になります。
非居住者の場合、銀行口座を保持できないもしくは手続きが必要になる場合があります。
日本で加入している保険を継続するか否かを検討する必要があります。
保険会社によっては、加入している保険内容が海外でも適用される場合もあるようです。
また住所変更や支払方法も合わせて保険会社に確認しておきましょう。
渡航先、目安の渡航日が決まっているのであれば早めの予約がオススメです。
現地採用の場合にはビザの手続きがある程度完了してからの渡航になるため、就職先との渡航日調整が必要になります。
渡航費用の負担もしくは会社が飛行機の予約をしてくれる場合もあります。
マレーシアの現地採用の場合には、渡航日から実際の就業までは1週間程度余裕がある場合が一般的です。
格安航空券の場合は受託荷物が有料となっていることが多いですが、海外移住の場合は荷物の量も多いかと思います。
そのため荷物分の追加料金を考慮して価格は比較するのがオススメです。
一般航空会社(ANA/JAL)などは少し割高ではありますが、荷物のことやチケットの種類によっては予約変更手数料が無料なことがあるのため、トータルで見ると安くなる場合もあります。
日本の携帯電話番号を維持したい場合には格安SIMへの変更やプランの引き下げなどの検討が必要です。
docomo →長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除
Softbank →電話番号・メールアドレスお預かりサービス
au →一時休止・再利用
海外では基本的に現地のSIMカードを購入する方が圧倒的に安いです。
その際にはスマホがSIMフリーになっていることが前提になります。
日本の携帯番号だけを維持したい場合には、格安SIMがオススメです。
以前までは楽天モバイルが無料で携帯番号を維持できましたが、現在は無料プランは廃止されています。
住居の退去、水道光熱費、ネットの解約などは1,2ヶ月前などに手続きする必要があります。
それぞれの最終支払いが海外渡航後に発生する可能性がありますので、支払いができる様にしておく必要があります。
また家の不用品を処分したり、メルカリで売れるものは整理したりする必要もあります。
海外渡航前はやることが沢山あるので、計画的な準備がオススメです。
渡航後は日本に帰国するのも容易ではないため、必要な手続きを漏れなく完了しておくのがオススメです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!